2026.2.12 百草園と高幡不動尊 E
山行名 百草園と高幡不動尊 E
山行日 2月12日(木)
リーダー 北澤秀三
参加者 24名(男性6名 女性18名)
コース 百草園駅-京王百草園-三角点公園-自然公園-高幡不動尊-高幡不動駅
歩行時間 4時間(休憩含む)
コメント 梅林やアジサイで有名な「百草園」を初めて訪れた。果たしてそこは名前の通り、多くの草茂る地なのだろうか?
駅から続く住宅地を抜け急な坂を上った先に、ひっそり小さな園の入口が見える。梅には少し早いようだ。石の階段をまっすぐ登ると、あっという間に開けた所に出る。古民家のような松連庵と、その手前に、ごつごつと節くれた枝を大きく広げた古木「寿昌梅」が鎮座している。江戸時代、小田原城を治めていた大久保氏の内室が植えたという。その後の歴史の変遷を生き延び、数百年ここに存在している。この事実の重さに静かに圧倒される。
多摩丘陵の地形を生かした園内は斜面で構成されていて、少し下りた先に、「思いのまま」という変わった名の梅が、わずか数輪だが開花している。花の中に薄桃色と白色の部分があり、しかも一輪ごとに配色具合が異なるという不思議な梅である。
園内散策のあと百草八幡宮に向かう。隣には小さいが堅牢な社があって、重文の「銅造阿弥陀如来座像」(1250年造立)が収められているではないか。先頃の発掘調査では、百草の地に大寺院「真悲願寺」が嘗てあったこともわかっている。これには驚いた。
百草園の敷地を出ても道はアップダウンの連続だ。丘陵を削り自然公園を残したその間に学校や住宅地が配置され、開発された広い道をくだっていくと、だんだん平地になり商業地に変わって行く。終着点の高幡不動尊に到着だ。ここは古くからの霊場で、不動堂、仁王門、奥殿にある本尊の不動明王と二童子、これら全てが重文。六地蔵や大師堂、五重塔、鐘楼、他にも立派な建物や句碑が点在し、古文書に美術品、霊場巡りのミニコースまである。
さて冒頭の疑問だが、歩いてわかったのは、「百草」は古来、草深く豊かな緑の地であったということ。肥沃だからこそ多くの人々が集い、必然として信仰の場としての立派な寺院も生まれた、ということだろうか。味わい深い山行であった。
投 稿 者 中澤正子
写真撮影者 中澤正子






