【フタリシズカ】 センリョウ科  

花穂が枝分かれして2本になり、柄のない白い花が穂状にたくさんついて、下のほうから開花する。
花穂の本数は2本とは限らず、1本から5本と一定しない。
花期は4月~6月花には花弁も萼もなく、白い3本の雄しべが丸くなって雌しべを包んでいる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、濃い緑色に熟する。
和名の由来は、花の姿を源義経が愛した静御前の霊が取り付いた菜摘み女と霊が同じように舞うという、
能の「二人静」から来ているという。
そのほっそりとした花穂の感じから舞姿を連想させる静御前とその亡霊の舞い姿にたとえたものである。